2023-01-01から1年間の記事一覧

10月29日 眠りの少し手前

久々に夜を無意味に消費している。大きな寂しさに絡め取られている。充足していても、常に少しばかりの寂しさがつきまとう。鬱陶しいけれど、寂しくなければ本なんか読まないだろうし映画も演劇も観ないだろうから、自分が常に少しばかり寂しい人間で良かっ…

10月13日 渋谷、南青山、六本木

渋谷で光るポメラニアンを見た。 飼い主の膝の上でお行儀良く座っていたポメラニアンの首は、ぽわぽわと緑色に光っていた。おそらく首輪なのだろうが、ポメラニアン自らが発光しているかのようだった。 六本木から南青山近辺まで歩いた。 金曜夜の東京の道路…

10月12日 横浜Nood e

仕事終わりにNood eでパフェを食べた。 「大人の栗洋梨と和梨のパフェ」 上段のミルクジェラートが絶品。飴細工ってすごく歯に悪そうだから、わくわくする。梨はシャキシャキしてて少ししょっぱかった。どうやら下のクランブルに沖縄の塩が使われていたみた…

9月29日 代々木から渋谷へ

明日は仕事だと思って友人との約束をキャンセルしたのに、出勤しなくていいよと言われてめちゃめちゃ腹立ってます。なんかこういうことが多すぎる。なんなんだ。ということで、怒りをエネルギーに代々木から渋谷まで歩きました。ようやく歩いても大丈夫な季…

8月26日 西荻窪/横浜

西荻窪を散歩して、Titleでたんまり本を買った。本の重みが嬉しい。短歌は面白い。 中高時代の恩師と部活の仲間たちとご飯に行った。来月また会おうと言って別れた。話ができる人の存在に、救われている。来月また会えるということにも救われている。

7月27日 東京ミッドタウン

東京ミッドタウンとは夏に縁がある。 開業した年に、母と妹、祖母と親戚の女性と行った記憶がある。あれは確か夏のことだったと思う。おろし立ての黒のワンピースを着て、六本木という初めての街に思い切りはしゃいでいた。目の前にぐんと迫るビル群を前に怯…

7月23日 砂漠、桃、左手にパスポート

EGO-WRAPPIN'の異邦人と、ジョニー・グリーンウッド&ドゥドゥ・タッサのJan al-Galb Salikを流しながら身支度をする。目の前に砂漠が広がり、体が太陽に焼かれていく。Aesopのマラケシュを身に纏う。 ️ 桃が丸々使われているパフェを食べる。桃は甘い部分も…

7月2日 アトリエ・乾電池とカフェフォリオにて

下北沢で劇団東京乾電池の『牛山ホテル』を観てからカフェフォリオに行った。信じられないぐらいの暑さ。まだ7月も始まったばかりだというのに。今週一週間、体調を崩さずにやっていけるかちょっと不安になる。 東京乾電池の公演は相変わらず面白く、アトリ…

いつまで続くの?

『アシスタント』を観た。 主人公であるジェーンが不条理に抗う声を奪われていく様がリアルだった。フィクションだけれどジェーンの身に起こったことを誇張せず淡々と描いている点がドキュメンタリーのようだった。 このプロジェクトでは、実際に多くの映画…

6月11日 昨日観た映画

『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(アキ・カウリスマキ/1989年) レニングラード・カウボーイズのパンクなビジュアルと終始何も起こらない内容とのギャップが面白かった。ポルカっぽい音楽は古臭いってダメ出しされてたけど、あれはあれで新…

6月7日 横浜駅の有隣堂

横浜駅を経由して帰ることになったので有隣堂に寄った。 入ったところにある村上春樹の作品を集めた棚を眺めていると、レイモンド・カーヴァーの作品集がいくつもあるではないですか!(村上春樹が訳してるから)どれも気になる…。村上春樹はあんまり好きじゃ…

思い出すのはいつも夏で

『aftersun/アフターサン』を観た。 記憶の断片(ビデオテープ)とソフィの想像で語られる物語は詩的だった。 観る前から父と娘の最後の夏休みの話であろうことは分かっていたけど、最後のカルムの表情でそれが決定的になってしまったようで、切なさと寂しさで…

言葉を得て、生きていく

久々に八本脚の蝶を読み返していたら、言葉で遠くまで行ってみたくなった。 ということで久々に?文章を書いているわけです。はてなブログは前にもやっていたけど、スマホを変えた際にログインIDが分からなくなったので作り直しました。 三日坊主のプロなの…