6月11日 昨日観た映画

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(アキ・カウリスマキ/1989年)

レニングラードカウボーイズのパンクなビジュアルと終始何も起こらない内容とのギャップが面白かった。ポルカっぽい音楽は古臭いってダメ出しされてたけど、あれはあれで新鮮だと思うし、むしろ下手なロックをやるより売れたんじゃないかと思う。

『別れる決心』(パク・チャヌク/2022年)

言葉においても身体の距離においても、互いに想い合い触れたいと思いながらも触れられないもどかしさが官能的だった。ソレがヘジュンの「私は完全に崩壊しました」という言葉を「愛してる」と受け取ったのは圧巻。どの台詞も美しくミステリアスだったけど、「私はあなたの未解決事件になりたい」という台詞はいささか安っぽい感じがした。あと、様々な演出を詰め込んだ映像は全然好みじゃなかった。

羅生門』(黒澤明/1950年)

緊張感溢れるキレの良い殺陣シーンや、京マチ子の美しい動作に思わず目を見張るシーンなどが次から次へと繰り出され、中弛みすることなく話が進んでいった印象。だけど途中でガッツリ寝てしまいました。面白い面白くない関わらず夜家で映画を観ると絶対寝てしまう。困ったものです。